原油95ドル目前、市場はビッグテック決算前に小休止
おはようございます。昨日の市場は一歩引いて、今週最大の試験を待つ展開でした。取引終了後にアルファベット、テスラ、IBMが決算を発表する予定で、アルファベットの4〜6月期はイラン戦争以来、市場が迎える最大の試験と呼ばれています。ナスダック先物が半導体株の弱さで2日ぶりに下げたことからも、投資家の緊張がうかがえます。
核心の問いは、AIに注ぎ込んだお金がようやく利益に結びつくのかどうかです。今年の大手クラウド企業の設備投資は約7,500億ドルと見込まれ、自由に使える資金は数年ぶりの低水準になっています。一方で、AI関連株の急落が過熱感を抜き、かえって強気相場を救うという見方もあります。
昨日の市場をより揺さぶったのは原油でした。ルビオ国務長官が「イランは和平交渉に真剣ではない」と述べ、空爆が11夜目に入ると、原油は約4%上昇して6週間ぶりの高値となる95ドル近くまで上がりました。ホルムズ海峡に加えて紅海や黒海も圧迫され、世界の原油の4分の1が脅かされているとの分析も出ています。
原油高は金利にも波及します。国債利回りは戦争開始後の最高水準に近づき、FRBの利上げ観測が再び強まりました。30年物利回りは5%超に異例の長さで留まっています。トランプ大統領はジェネリック医薬品に2028年から100%の関税をかけると表明し、欧州やアジアの製薬会社の株価が下がりました。
briefing.watch
アルファベット・テスラ・IBMの決算
AI投資が利益になるか、設備投資がどう変わるかを見極める
国債利回りとFRBの利上げ観測
原油高が金利に波及し続けるかを確認